白くて綺麗な肌
  • ホーム
  • カビが原因で発生する病気とは?

カビが原因で発生する病気とは?

梅雨などの時期になるとカビが繁殖しやすくなります。
カビは食品を腐敗させるだけでなく、病気の原因になってしまうこともあるので注意しましょう。
カビは専門用語では真菌と呼ばれており、悪いイメージを持っている人が多いかもしれません。
しかし、中には生活に欠かせない働きを持つカビも存在しています。

アスペルギルス属というカビの中には、日本酒や味噌、醤油などの発酵に役立つものがあります。
古くから利用されてきたカビであり、沖縄で泡盛を作る時などに利用されるカビなどもあります。
このようなアスペルギルス属のカビは食生活をとても豊かなものにしてくれます。

しかし、同じアスペルギルス属であっても病気を引き起こすため、気をつけなければいけない種類もあります。
土壌や空中などに広く生息しているものがありますが、空中に漂っている胞子を吸い込んで感染してしまった場合、肺や気管支に異常をきたす病気になってしまうことがあるので注意しましょう。
また、副鼻腔炎や外耳道炎を起こしてしまうこともあるとされています。

また、穀類や豆類、ナッツ類などの食品で繁殖するアスペルギルス属のカビもあります。
このカビは食品を腐敗させてしまうだけでなく、毒を生み出すことが知られています。
そのため繁殖を防ぐことが重要です。

浴室や台所などにある黒いカビには注意が必要です。
排水溝の蓋などに付着しているカビは人間に感染する可能性があります。
エクソフィアラと呼ばれるカビですが、感染すると皮膚の膿瘍や潰瘍を引き起こすことがありますし、肝臓や脳の膿瘍を形成することもあると言われています。
エクソフィアラは浴室の排水溝だけではなく、加湿器の内部から見つけることもあります。

フザリウム・ベルチシリオイデスも人間に感染するカビの一種です。
普段は土壌や植物に寄生していますが、目の角膜に感染した場合、痛みや充血を起こすことがあります。
室内ではパソコンやテレビの裏側など、静電気が発生する場所にフザリウム・ベルチシリオイデスが増殖することがあるので注意しましょう。

クリプトコッカスは自然界に広く分布しているカビですが、鳩の糞に多く含まれていると言われています。
公園の砂場などにも多く存在しており、空中を漂っている胞子を吸い込んでしまうと感染してしまうことがあります。
通常は発症することは多くはありませんが、免疫力が落ちている人はクリプトコッカス症を引き起こすことがあるので注意しましょう。

カビと細菌・ウイルスそれぞれの違いについて

カビと細菌、ウイルスはどれも似たようなものだと考えている人も多いでしょう。
しかし、この3つはそれぞれ異なる特徴を持っており、発生させる病気や増殖方法、対策方法などにも違いがあります。

ウイルスは単独では増殖することができないため、人の細胞の中に侵入して増殖するという特徴があります。
細胞膜が無く人の細胞に寄生しており、治療薬はあまりないと言われています。
抗ウイルス薬としては、ウイルスに直接作用するものと免疫機能を調節するものがあります。
中にはワクチンの予防接種によって予防できるものもありますが、深刻な感染症の原因となるウイルスのワクチンは開発中のものが多く、存在するワクチンは限られています。

細菌は細胞分裂によって増殖しながら人の細胞に侵入するか、毒素を出して人の細胞にダメージを与えます。
単細胞生物なので最小限の機能を一つ一つの細胞が持っていることが特徴です。
そのため子孫を残すには単純な二分裂だけで済みます。
細菌の細胞に作用する薬や増殖を抑制する抗菌薬などが有効とされており、細菌の特性に応じたさまざまなタイプの抗生物質と合成抗菌薬があります。

カビは人の細胞に定着し、菌糸が成長と枝分かれによって発育していくことが特徴です。
カビは細菌と違い、多細胞生物なのでさまざまな形態や機能を持つ細胞を持っています。
子孫を残す仕組みも複雑ですが、カビの細胞膜を破壊したり、細胞膜の合成を阻害するなどといった抗真菌薬が効果的です。

微生物は身の回りだけでなく体内にもたくさん存在しており、そのほとんどが細菌です。
体の中は適度な温度と湿度が保たれており、栄養もあるので細菌にとっては住みやすいとされています。
もともと体内に存在する細菌は人の体に対して害を与えることはなく、病原体の侵入を防ぐなどの働きもあります。
しかし、免疫機能が低下した場合、感染症を引き起こすこともあるので注意が必要です。